英語多読アカデミアは、英語の4技能をバランスよく伸ばすオンラインスクールです。

中でもスピーキング力の向上には特に力を入れており、小中学生から英語を始めた子どもたちに、ここまで話す力を育てられるスクールは全国を探してもほとんどないのではないかと思います。

ではなぜ、多くの教室ではリーディング力の向上や英検合格に導くことはできても、スピーキング力を伸ばすことだけはこんなにも難しいとされるのでしょうか。
今日はその理由に触れながら、スピーキング力を伸ばすためのヒントを考えてみたいと思います。

最初にお伝えしたいのが保護者の方のマインドセットです。

子どものスピーキング力を伸ばすのに、なぜ親の心構えが関係あるの?と驚かれるかもしれません。
しかし実際には、この部分の認識のずれが原因で、お子さんの成長を止めてしまうケースが少なくないのです。

というのも大人は、これまでの経験から「何らかの目的を達成する際、どれくらい学習/練習すればできるようになる」という目安を持っています。

ちょっと想像してみて下さい。

・水泳を習得するまでに必要な練習量
・好きな歌手の歌を1曲覚えるまでの時間
・英検3級合格に必要な学習量…

何となくこれくらいかなと目星がつきますよね?

未知の分野であっても、これまでの経験を踏まえればある程度予測できるものですが
スピーキング力の向上だけはなぜか大きくずれる傾向があります。

例えば、お子さんが毎日欠かさず1年間、熱心に宿題やレッスンに取り組んだとします。
多くの親御さんは「これだけやれば少しは話せるようになるだろう」と期待しますが、現実は1年経ってもフリートークすらできない。
想像よりも低い会話力にとどまることは珍しくありません。

問題は、この結果が出ない状況で「良からぬ行動」に走りやすいことです。

「やり方が間違っているのでは」と塾や先生を変える──
ここまではまだいいのですが、もっと深刻なのは中断です。

例えば英語多読でいうなら実は見えない部分で力が積み上がっているのに、成果が目に見えないことで多読自体をやめてしまう。
これほどもったいないことはありません。

余談ですが、実際に英語を話せるようになるまで学習を続けた経験を持つ親御さんは違います。
「英語学習を頑張ったとはいえ1年? ならまだ当然ですよね」と、冷静に受け止められるのです。

スピーキング力だけは、リーディング力や英検対策と異なる伸びをします。
一般的な感覚の3倍ほどの時間が必要です。

「すぐに話せるようになる」というイメージを手放し、長い時間軸で取り組むこと。これだけでもゴールに確実に近づけます。
もし結果が出ずに焦ってしまうときは、経験者や先生に相談しながら歩みを確認すると安心できます。

そしてもう一つ大切なのが学習の進め方です。
同じ人が同じ時間を学んでも、やり方次第で到達できる英語力はまったく変わります。

例えば、毎日30分オンライン英会話を3年間続けても、なかなか話せるようにならない子は多いもの。

一方で、英語多読と戦略的に組まれたアウトプットレッスンを取り入れることで、同じ30分×3年でもスピーキング力が身につき、英字新聞レベルまで進めるようになります。

ここで大切なのはやり方だけでなく再現性です。

現代の英語教育には便利なアプリやオンライン教材、AIを活用したツールなど、選択肢が次々と登場しています。
研究も盛んに進み、学習効果に関する論文やデータも増えてきました。
しかし、その多くは理論や一部の成功例にとどまっているのが実情です。

「私の子はこの方法でうまくいったからおすすめ」
「この研究で効果が出たから、これが正解」

といった形で、教育現場での検証が不十分なまま語られがちです。

もちろん参考にはなりますが、子どもの学習は単純ではありません。
子どもの数だけ性格や得意・不得意があり、想定外の出来事も起こります。
ある子に合った方法が、別の子にはまったく効果を示さないことも珍しくありません。

だからこそ英語多読アカデミアでは、想定外の事象が出てきたときにそのままにせず、一つひとつ修正を重ねながら、より高い「再現性」を追い求めてきました。

こうして英語多読の勝ち筋を徹底的に探り続けてきたからこそ、多読で成果が出る子と伸び悩む子、その理由をすぐに見極められるようになったのです。

もし
「多読をしているのに成果に結びつかない」
「これからやってみようと思うけど、どのくらいでどこまで到達できそう?」
と気になるようでしたら、ぜひ一度体験レッスンにお越しください。

お子さん一人ひとりの現在地に合わせて、具体的にご説明いたします。

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