なぜ9割の人が英語多読で挫折するのか?
ここ数年、英語教育の世界では「英語多読」にチャレンジするご家庭が一気に増えました。
SNSやブログで、
- 分厚い洋書をスラスラ読む小学生
- 英検準1級・1級にどんどん合格していく中高生
そんな姿を目にして、
「うちの子にも、あんなふうに英語を読めるようになってほしい」
と多読を始められた方も多いのではないでしょうか。
ところが現場の肌感覚として、
自己流の英語多読で、理想の姿までたどり着ける人は全体の1割にも満たない と感じています。
英語多読アカデミアにも、
- 「英語多読をやってみたけれどうまくいかなかった」
- 「挫折してしまったので、プロの力を借りたい」
という理由でご相談くださるご家庭が、年々増えています。
以前は「多読を聞いたことはあるけれど、まだやったことがない」という方が大半でしたが、
今では経験者の方のほうが多いくらいです。
実は、英語多読で英語力を伸ばすのは
想像以上に難しい。
その理由を、今日は「3つの壁」という形で整理してみたいと思います。
英語多読で挫折を生みやすい「3つの壁」
① 継続の壁 ー 3〜6か月で「飽き」が来る
一番多いパターンが、
スタートから3〜6か月で一気にペースダウンしてしまうケース です。
- 最初は楽しそうに読んでいたのに、だんだん本を開かなくなる
- 子どもは流れ作業でページだけめくっている
- 保護者は毎日の声かけや記録に疲れてしまう
気づけば本だけが積み上がり、
「なんとなく読まなくなって、そのままフェードアウト…」
という状態になりがちです。
この「継続の壁」を越えられず、
多読そのものをやめてしまうご家庭がとても多く見られます。
② ORT Stage 5 の壁 ー 意味が取れなくなって「おもしろくない」
次に多くのお子さんがぶつかるのが、
ORT(Oxford Reading Tree) Stage 5 前後のレベル です。
このあたりから、
- 絵のヒントが減ってくる
- これまで見たことのない単語が一気に増える
といった変化が起きます。
その結果、
- 「なんとなく読めるけど、内容はよく分からない」
- 「ストーリーがおもしろいと思えない」
- 「読むのがしんどいから、だんだん本を手に取らなくなる」
という状況になりやすいのです。
英語多読アカデミアでも、
Stage 5 周辺を**「第一の山場」** と位置づけ、
- 読解力のチェック
- 語彙のフォロー
- レベル設定の見直し
を特に丁寧に行っています。
③ 英検・学校英語の壁 ー 「多読しているのに点数につながらない」
もう一つの大きなハードルが、
英検や学校のテストとのギャップ です。
多読を続けているにもかかわらず、
- テストの点数がなかなか上がらない
- 英検準2級あたりで頭打ちになってしまう
- 文法問題がどうしても苦手なまま
といった悩みを抱えるご家庭は少なくありません。
お子さんの学年が上がるにつれ、
保護者の方の気持ちも、
「楽しく読めていればそれでOK」
から、
「そろそろ点数や資格にもつながってほしい」
へと変化していきます。
そのときに結果が見えないと、
「多読って本当に意味があるのかな…?」
と、多読そのものの意義が揺らいでしまうこともあります。
挫折の原因は「子どものセンス」ではない
ここまで挙げてきた3つの壁は、
決してお子さんの
- 向き不向き
- やる気の有無
- センス
といったものだけで決まるわけではありません。
むしろ、
- 読書量の設定
- レベルを上げるタイミング
- 理解度のチェックの仕方
- 英検や学校英語とのつなげ方
といった**「大人側の設計」** がうまくいっていないことで、
挫折を生みやすい環境になってしまっているケースがとても多いと感じます。
がんばっているのに報われない多読は、
お子さんにとっても、保護者にとってもつらいものです。
自己流だと「どこでつまずいているか」が見えにくい
英語多読アカデミアの体験レッスンでは、
現在の読書状況やお子さんの読みを丁寧に確認していきますが、
- 保護者の自己評価と、実際の読解力
- 「読めているつもり」と「本当に理解できているか」
がズレているケースは珍しくありません。
これは、保護者の方の見る目が足りないのではなく、
音読が上手なお子さんほど「理解できているように見えてしまう」
という現象があるからです。
- スラスラ読める
- 発音もきれい
でも、
- 内容を説明してもらうと曖昧
- 細かい意味が抜け落ちている
といった状態は、多読の現場でよく見られます。
このズレに気づかないまま進めてしまうと、
- ORT のレベルだけがどんどん上がる
- 語彙力・文法力が中途半端なまま中学へ進学
- 結局、塾でゼロから文法や長文読解をやり直す
というルートに乗りやすくなってしまいます。
9割が挫折しないために、保護者ができること
まずは「どの壁で止まりやすいか」を知る
もし今、
- 読書量が伸び悩んでいる
- Stage 5 前後でしんどそう
- 多読とテストの結果が結びついていない
と感じるようであれば、
それは「今、どこかの壁に差しかかっているサイン」かもしれません。
・継続の壁なのか
・Stage 5 の壁なのか
・英検・学校英語とのギャップなのか
一度立ち止まり、
「今うちの子はどこでつまずいているんだろう?」と
整理してみることをおすすめします。
早めに「第三者の視点」を入れてみる
自己流で進めていると、
どうしても見えにくい部分があります。
そんなときは、
- 多読に詳しい先生
- 長期的なデータを持っているスクール
など、専門家の視点を早めに借りることも一つの方法です。
英語多読アカデミアでは、
- 読書量・4技能の達成度をデータで管理
- 年齢や目標に合わせたロードマップを作成
- コーチングでモチベーションと継続をサポート
することで、
① 継続の壁
② ORT Stage 5 の壁
③ 英検・学校英語の壁
をまとめて越えられるような仕組みを整えています。
迷ったときは、「早めの相談」がいちばんの近道
子どもの時間は、とても有限です。
- 「このままのやり方で続けて大丈夫かな?」
- 「がんばっているのに、あまり伸びを感じない…」
そんなモヤモヤが少しでもあるなら、
早めに誰かに相談することが、
結果的には一番の近道になることが多いと感じます。
英語多読アカデミアの体験レッスンでは、
- 現在の読書状況
- つまずきやすいポイント
- 今後の伸ばし方の方向性
を一緒に整理し、お子さんに合ったプランをご提案しています。
「このままで本当にいいのかな?」
と感じたタイミングが、
見直しと軌道修正のベストタイミングです。
少しでも気になった方は、
下のフォームからお気軽にお問い合わせください。
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