どうすれば多読でスピーキング力が伸びるのか
日本にいてスピーキング力をつけるのは、なぜここまで難しいのでしょうか。
乳幼児期から英語を始めた子であれば、自然と話せるようになるケースも見られます。
しかし、小中学生からのスタートになると、一気に難易度が上がります。
その大きな原因は、やはりインプット量にあると考えています。
話す力は「会話練習の量」だけでは育たない
発話というものは、会話練習をたくさんしたからといって、そのままできるようになるものではありません。
英語を話せるようになるためには、
- 語彙が十分にたまっていること
- 構文が頭の中に蓄積されていること
- 意味処理がある程度自動化されていること
が必要です。
つまり、頭の中にある言語データが少ない状態では、いくら話す練習を重ねても、スピーキング力にはつながりにくいのです。
小中学生にとって「十分なインプット量」は簡単ではない
とはいえ、学校生活が忙しくなる小中学生にとって、そこまでのインプット量を確保するのは簡単なことではありません。
しかも、英語は「継続が大切」だと頭ではわかっていても、毎日の学習を何年にもわたって家庭だけで支え続けるのは、現実にはかなり難しいものです。
だからこそ英語多読アカデミアでは、
外部の力で、生徒の継続的な学習を実現すること
に最も多くの力を注いできました。
英語多読アカデミアのレッスン構成
英語多読アカデミアでは、レッスンを週2回行っています。
その内容は、
- 日本語レッスン
- 英語レッスン
の2つに分かれています。
このうち、日本語レッスンは継続支援の核となる位置づけです。
リーディング力、英検、スピーキング。
どの領域であっても、この土台なしには伸びていきません。
そのため、日本語レッスンは最重要レッスンとして位置づけています。
ただし、インプットだけでも足りない
ここで大事なのは、インプットだけでは足りないということです。
たとえば、大学受験などで大量の時間を投下し、
- 単語暗記
- 文法学習
- 読解問題
に一生懸命取り組んできた人でも、いざ英会話になると、途端に言葉が出てこない。
こうした現象は珍しくありません。
この事実は、会話力の難しさをよく表していると思います。
会話力に必要なのは、蓄積された言語を
「使える形」に変えるプロセス
だからです。
多読の進度に合わせて、段階的にアウトプットを入れる
そこで英語多読アカデミアでは、多読の進度に合わせてアウトプットトレーニングを段階的に組み込んでいます。
ポイントは、
「段階的に」
という点です。
ORTで多読をしているからといって、そのままORTの内容で会話練習を重ねれば自然に話せるようになる、というわけではありません。
この部分を曖昧にしてしまうと、
英語はペラペラなのに、文法はガタガタ
という状態が起こりやすくなります。
指導側の目的がはっきりしていないレッスンでは、このようなリスクがどうしても生まれてしまうのです。
英語レッスンでは「ターゲット文法」を明確にする
そのため、英語レッスンではレベルごとにターゲット文法を細かく設定し、ひとつひとつ正確に使えるようトレーニングを進めています。
つまり、英語多読アカデミアでは、
- 日本語レッスン
→ インプット量の確保と読解力の育成 - 英語レッスン
→ 文法とスピーキング力の育成
という形で役割を切り分けています。
この2つがかみ合うことで、
読める、聞ける、話せる
という状態が少しずつ作られていきます。
多読が続いていても成果につながらないときは
なんとなく多読は続いている。
けれど、思うような成果につながらない。
そんなふうに感じている方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、期間限定でもよいので、専門家の力を借りながら
- インプットの質と量
- アウトプットの質と量
を一度整えてみることをおすすめします。
学習の流れが整うだけで、子どもは想像以上の成長を見せてくれることがあります。
まとめ
多読でスピーキング力を伸ばすために必要なのは、単に「たくさん話すこと」ではありません。
大切なのは、
- 継続できる形で十分なインプット量を確保すること
- そのうえで、段階に合ったアウトプットを組み込むこと
- 文法の正確さも意識しながら、使える英語に変えていくこと
です。
多読だけでも足りない。
会話練習だけでも足りない。
だからこそ、インプットとアウトプットの両方を、順番と役割を整理しながら積み上げていく必要があります。
もし今、
「多読はしているのに、話せるようにならない」
と感じているなら、一度学習の流れそのものを見直してみるタイミングかもしれません。
興味のある方は、ぜひ体験レッスンへお越しください。

