英検2級が難しい本当の理由
英検2級になると、長文読解に苦戦する子が増えてきます。
単語はかなり覚えたはずなのに、長文になると内容がつかめない、というケースです。
なぜこれまでのような学習では対応ができなくなるのでしょうか?
それは2級合格に必要な力は、語彙力だけではないためです。
2級になると、環境問題、経済、科学、テクノロジー、社会問題など、扱われるテーマそのものが一段難しくなります。
つまり2級以上になると、
①知らない単語が増える。
②文が長くなり構造も複雑になる。
③書かれている内容が難しくなる。
この3つの「難しい」を同時に処理しなければならず、読むときの認知負荷が一気に高まるんです。そこでAcademia Readersでは、この3つの中から「内容の難しさ」を徹底的に噛み砕くことを考えました。
たとえば、インフレ
説明文にするとこんな内容になります。
「インフレーションとは、商品やサービスの価格が継続的に上昇する現象です。供給が減少した状態で需要が変わらなければ、価格は上昇します。また、物価が上がっても賃金が変わらなければ、同じ金額で買えるものが減り、実質的な購買力は低下します。」
日本語で読んでも中学生にはなかなか難しい内容です。
そこでAcademia Readersでは、これを物語のなかに組み込みました。
インフレの仕組みを物語に
例えばこんな内容です。
主人公たちが参加しているキャンプで大雨が降り、道路が通行止めになります。キャンプ場には食料を運ぶトラックが来られなくなってしまいました。
その結果、10トークンで売られていたランチセットが、12トークンに値上がりします。
※トークンとは、子どもたちがキャンプの中でお金の代わりに使うもの。
すると、ある生徒が「お金が足りないなら、みんなにもっとトークンを配ればいいんじゃない?」と提案します。
スタッフはこの提案を受け入れ、一人5トークンずつ追加で配ることにしました。
勘の良い方は「お金を増やして問題を解決しようとする」という点で、現実の経済と重なったかもしれません。
実際にアルゼンチンなど高いインフレを経験した国では、財政赤字を通貨発行で補うことで通貨供給が拡大し、それがインフレ圧力を強めた時期がありましたね。
Academia Readersでは、こうした複雑な経済の仕組みを「食料の量は変わらないのに、使えるお金だけが増えたらどうなる?」という、子どもにもイメージできる世界に置き換えて物語を制作しました。
そしてこの話には続きがあります。
翌日、ランチセットは15トークンにまで跳ね上がりました。しかもセット内容が一品少なくなっています。
「前よりお金を持っているのに、買えるものが減っている」
インフレによる購買力の低下を描写
インフレーションによって起こる購買力の低下を、物語の中で実感できる場面です。
このように抽象的な概念を子どもが理解できる形に置き換えることで、
inflation(インフレーション)・demand(需要)・supply(供給)のような難しい単語も、単語帳で意味を覚えるだけでなく、意味をとらえながら本当に読める力を身につけていきます。
2級合格はもちろん、準1級や、その先の大学受験で英語が大きな武器になる読解力を育てるー
ここにAcademia Readersのこだわりがあります。
英語多読アカデミアの「英検多読コース」では、Academia Readersを使い、4級から2級まで、英検で必要な語彙・文法を押さえながら、級別に多読を進めていきます。
「多読が、そのまま英検対策になる。」
興味がある方は体験レッスンへどうぞ。
https://et-academia.com/ortmaterial/

